日対研(跡地)

旧 特定非営利活動法人 日本対性暴力研究所

2017年3月に解散した日本対性暴力研究所の研究開発の記録を保管・公開しています。

Deliverance for Sexual Assault Survivor

第9章 回復への長い道を、共に

いよいよ最終章になりました。このページを読み始めた頃と、レイプに対する考え方が変わったと思います。きっと読者は自問されるでしょう。どのタイミングで被害者に支援をすると伝えるのか? どのように話を切り出すのか? 本当に自分の心の準備は出来てい…

第8章 状況に応じた対応

次は様々なケースについてお話しましょう。あなたが担当する被害者が次の何れかに当てはまるようであれば、記載事項を参考にして下さい。 被害者は何もしたくない若しくは出来る状態にない 支援者の言うべき言葉「あなたに出来ないと言う事はないと思し、あ…

第7章 人生の再構築

レイプ被害者はその犯罪により、人生の中で奪われた時間を、しっかりと認識しています。被害者は奪われて行く、その無駄な時間を止めたいのです。 被害者の中には、弱りきっていて、その状態をなんとかしようと言う意思がないようにも見える人もいます。しか…

第6章 後遺症

レイプ被害の後遺症を軽く考えてはいけません。大変重い後遺症もあり、場合によっては死を招くものもあります。従ってレイプから数年経っていても被害者を支援するのは非常に重要な事です。 「死んだわけではあるまいし、大げさなんだから」と言うようなリア…

第5章 脅威

レイプ犯には武器が2つあります。一つ目はレイプに使う性器、二つ目は被害者に与える恐怖です。 被害者の感じる恐怖は身体を硬直させ、行動が出来ない状態になります。その行動できなかった状態が被害者の中に罪悪感を生み出すのです。そして罪悪感が強けれ…

第4章 罪悪感

レイプ被害者の大半が罪悪感に苛まれます。まるでレイプ犯と被害者の役割が逆転したような気持ちに陥ります。 責任はレイプ犯ただ一人にあり、罪を犯しているのもレイプ犯ただ一人です。それにも関わらず、被害者が責任を感じ、罪悪感に苛まれてしまい、被害…

第3章 自分を守る

健康な精神を持った人であれば相手の苦しみに無頓着でいられるはずがありませんし、被害者の話しを自分の過去と重ねてしまう可能性もあります。ですから、支援者は必ず自分を守ることが必要です。 レイプ被害者に助けを求められたとき、被害者は自分のかわり…

第2章 レイプとは何か?

だれもがレイプの定義を知っています。多くの人がレイプを一定の条件下で起こるものと思っていますがそれは間違いです。その勘違いをしている人の中に被害者もいます。 レイプを理解することが今後の被害者との会話をスムーズにしてくれます。法的な話は煩わ…

第1章 Deliverance for Sexual Assault Survivor とは?

Deliverance for Sexual Assault Survivor(以下、D.S.A.S.と略す)は、国産初の女性護身術(Feminist Self Defense)である【パラベラム】を構成するモジュールの一つとして開発されたレイプ被害者を支援するためのプログラムです。*1 内容は、精神医療や性…